トイレの詰まりを直すラバーカップの正しい使い方

Rubber_cup
ラバーカップという名前をきいてピンとくる人は、かなりのマニアかトイレ用品メーカーの関係者かもしれませんね。
トイレのスッポンとか、通水カップとか、さまざまな名前、愛称で呼ばれますが、正式名称はあまりはっきりしていないようです。ちなみにアメリカではプランジャーと呼ばれており、ラバーカップというと、別の製品を指すのだそうです。

ラバーカップは清掃用具に分類されることが多く、特にトイレが詰まったときに活躍するアイテムとして、多くの人に認知されています。それゆえラバーカップには、どうしても不潔なイメージが付いてまわります。コメディーなどの小道具として使用されることが多いのも、そうしたイメージによるものでしょう。
ラバーカップの形状は特徴的であり、一度見たらなにかと見間違うということはまずないでしょう。棒状の持ち手の先端にお椀型のゴムでできた部品が取りつけられています。これをトイレの排水口に押しつけるなどして使用するのですが、使い方を間違えるとなかなかおもうような効果を得ることが出来ません。

トイレの詰まりをなおす場合のラバーカップの正しい使い方の手順としては、まずラバーカップの先端のゴムが浸る程度、トイレの便座に水を溜めることが第一段階となります。その状態でゴムの先端を排水口に押し付け、ピッタリとすき間のない状態にすることができれば、あとは棒を上下させてゴム内部にかかる圧力を加減することで、詰まりの原因となっているものを吸い出します。

基本的にはゴムを押し付け、内部の空気をいったん抜いたのち、引っ張ることで詰まっているものを引き出すのですが、押し込むときに勢いをつけすぎると周辺の水がはねて飛び散り、床などを汚してしまうことがあるので注意しましょう。
大切なことは、ラバーカップのゴムが便座に密着していることであり、それによって排水口に加減圧ができるということを、常に意識することと言えるでしょう。